今回は、人気ベテラン俳優「役所広司」の名前の由来に注目してみましょう。
役所広司の名前ですが、まず本名ではなく芸名です!本名は橋本広司です。
芸名としては、役柄の役がはいっていますし、The俳優とイメージのつきやすい上に、シンプルで覚えやすい芸名ですね。
では、誰がどういった経緯で、この芸名がつけたのでしょうか・・・
役所広司の名付け親
名付け親はというと・・・
俳優の仲代達矢
です!
仲代達矢さんは、1932年生まれの、第2次世界大戦後の日本を代表する俳優と称されるだけあり、数多くの映画(新・平家物語 etc)で主演をつとめられています。
そのかたわら、仲代達矢さんは、俳優をやりなら、俳優の養成所「無名塾」を1975年(当時43才)に開設します。
俳優の養成所「無名塾」は、
・塾代が無料
・超大物俳優「仲代達矢さん」の指導が受けれる
ということもあって、募集定員に対して入塾希望者が後をたたず、応募倍率が極めて高いです。このため、「劇団の東大」といわれるほどの難関といわれています。
その厳しい入塾審査をこえて、「無名塾」に1978年にはいったのが、若いとき(当時22才)の「役所広司」だったのです。
入塾後も、無名塾は、大変厳しいトレーニングがかされることで有名です。
たとえば、無名塾の塾生()の感想をみると、
掃除からスタートして砧公園を走って朝から晩まで稽古漬けでした。今でもあの辺は近寄りがたいですよ(笑)。仲代さんは『役者とは生涯修行である』という方でした。その精神や姿勢は今でも僕の中に確実に残っています。
引用:役者魂.jp
といったコメントがでるほどです。
そんな厳しい入塾審査、また入塾後の厳しいトレーニングを通して、塾長である仲代達矢さんが、じきじきに、橋本広司さんに対して、芸名「役所広司」をつけたのです。

役所広司は、仲代達矢主演の舞台『どん底』に感銘をうけて、役者をめざしていました。

その熱い思いをぶつけて入塾し、塾長の仲代達矢がつけてくれた芸名でしたら、とても思い入れがおありでしょうね。
役所広司という名前の由来
それでは、仲代達矢さんは、どういった由来で、役所広司という芸名を名付けたのでしょうか・・・
役所広司の芸名の由来1
・役所広司が無名塾に入塾前に働いていたのが東京都千代田区の区役所で、土木工事の仕事をしていたから

なんと・・・
区役所から役所をとったとのことです!!

まさか、役所広司さんが俳優になる前の元の仕事から、芸名がついていたとは思いませんでした☆
役所広司の芸名の由来2
・師匠である仲代達矢が、「役どころが広くなる」という思いをこめたから
以上、役所広司と仲代達矢の師弟愛が伝わる「役所広司の名前の由来」に関するエピソードでした!